積分
演出藝人
KAF
演出者
詞曲
Iori Kanzaki
作曲
歌詞
[Verse 1]
遠い目をした街灯が今更責めたててくる
夜行バスはあと五分
ざわついた灯りが揺れている
[Verse 2]
嫌気がさした母に連れられ
二人で浴びた朝日は今も覚えている
[Verse 3]
角を曲がれば雨が降っていて
通りに出れば人が鳴いていて
野良猫が泣いて
爪を噛んでいる放浪少女が抱きかかえている
[Verse 4]
そんな情景も風化していく
[Verse 5]
過疎化した夕焼けが
過ぎ去って夜の街になり
夜に溺れたがる僕たちは
廃ビルの屋上で黄昏れる
[Verse 6]
遠慮気味の太陽が
何もかも綺麗に焼き払う
そんな街に僕はいた
この街で生きていた
[Verse 7]
五分も歩けば田舎になって
蛙がいつも待っている
[Verse 8]
その先の僕の家は今では
ここからはもう見えない
[Verse 9]
ハエがまとわりついて
駄菓子屋はいつか潰れて
昔通りに生きていけると
思っていたら大違いだ
ラブホ街を抜けた先で
姉の迎えを待っている
そんな街に僕はいた
この街で生きていた
[Verse 10]
この街に僕はいた
Written by: カンザキイオリ

