そよ風のエチュード

時刻は午後6時　随分日が長くなった

「まだ一緒にいれるの！」

ベンチに腰掛ける君が嬉しそうだ

さっきから減ってない飲みかけのレモネード

苦手なのに合わせてくれてたの？

まだ知らないことが多いね

前髪を揺らす風　夕日に染まる

これから二人飛んでいけるかい

向かい風、追い風に戸惑いながら

まだまだ君のことが知りたい

二人のね、翼をはためかせて

もしも風に乗れなくても

エチュード　初めに戻れる

君との毎日はまるで宝探しみたいだ

友達のままなら見つけられなかった

案外真面目なのね

静かな街に明かりが灯りだす

少しだけ早口になってしまう

もっとずっと君といたいのに

徒らに時は過ぎる　続きはまた明日

これから二人飛んでいけるかい

まだまだ君のことが知りたい

これから二人飛んでいけるかい

向かい風、追い風に戸惑いながら

うまく飛ぶことがすべてじゃない

二人のね、翼をはためかせて

もしも風に乗れなくても

エチュード　初めに戻れる