Rochogekka

触れる夜 幾千の

星の瞬き惹き寄せて

月の歌 浮かべては

縋る退屈と遊ぶの

待ち続けていた

溢れた吐息

濡れたランプの火

抱えたまま

紅い月 泣いていた

永久の眠りさえも

許されず生きてく私をまだ

望むなら 連れ出して

終の始まりでも

躊躇わずにゆける 欠けた心満たして

錆びた声 静寂の

月に光は届かない

箱庭を並べても

見果てぬ夢は癒せない

生きる意味すべて

奪う世界で

誰もが私を

求めるだろう

蒼い月 焦がれてた

永久の幻想でも

この手伸ばす事を禁じてまだ

生きるなら 堕ちていい

神の導きなど

私には要らない 二度と戻れなくとも

生きる意味すべて

奪う世界で

救い差し伸べる

残酷な手

紅い月 燃えてゆく

永久の眠りさえも

許されず生きてく私をまだ

望むなら 連れ出して

明けない世界でも

繋いだ手離さずにいて

裁きの日まで