Aitokatati

あいとかたち

幸せはたしかな

形を持ってるんだ

きっとまだどこかに

落ちてるんだろう

取りこぼした僕らは

ほんの少しだけ

かけられた言葉を

忘れず持ってるんだ

先を急ぐ僕らは

期待なんかせずに

夢を語って飢えを凌ぐ

それすら惨めで

「信じたっていつか裏切られるぞ」と

教えてくれた彼ら

変わってないじゃないか

わかりきった確かは

他人の思考で揺らぐ

あたりまえなど、理想と不安の

形なんだろう。

「自分が正しい」って

聞かなくってさ

塞いでいるのが

ばかみたいだ

まだしらない

みたくない

心の中

誰だってきっと持ってる

大事なもの

「おなじじゃないから分かり合えないよ」

「触れられたのなら僕らは、きっと、」

なんて迂愚な言葉は

幼さだと捨てられる

君の目に映る僕

空と同じ色

まだしらない

みたくない

心の中

誰だってきっと持ってる

綺麗なもの

幸せはたしかな

形を持ってるんだ

きっとまだどこかに

落ちてるんだろう

取りこぼした僕らは

ほんの少しだけ

かけられた言葉を

忘れず持ってくんだ