Monochrome Color

『モノクロカラー』

言葉にするほど 僕が僕の

目に映らなくなっていくような 単色の日々で

僕の声が僕に 届かなくなっていく

そばにいたのは 泡沫の日々で

あの日決めた 気持ちに嘘はない

置き忘れた 青い思い出を 背にして

正解は誰も知らない 歪んだ夢の中で

笑われるくらい ちっぽけな願いを 叫んで

くだらないことで 泣いて 滲んだ モノクロカラー

いつだって忘れない 光射した色に混ざりあった

もがいて 苦しんで 掴んだ 不正解だって

いつか 誰かの憧れになるから

そうやって名前のないものに

必ず名前がついていく

忘れ去っていたこと

カタチにして 今描き出すのさ

あの日のまま 時間は止まって

取り残されて すぐ 誰かのせいにして

不器用に 生きてきた僕を 他の誰かに

見つけてほしくて ただ弱さを見せたくて

誰かと一緒に 泣いて 笑いたい モノクロカラー

今日だって孤独に 光射した色を追いかけて

やっと辿り着いた先が 不透明だって

いつか 憧れの色になるから

「大丈夫」「頑張れ」「泣くな」「次があるさ」

そんな温かい言葉が 僕の胸を貫く

何度も描いては消して 盲目になって

名前のない色に名前をつけて

くだらないことで 良いんだ それが モノクロカラー

明日だって迷って 自分だけの色を探し回って

もがいて 苦しんで 掴んだ 不完全だって

いつか 誰かの憧れになるから

そうやって名前のないものに

必ず名前がついていく

忘れ去っていた夢

カタチになり 今煌めくのさ