Tekst Utworu

哀切回して風車吹いていた 粧した黒い髪によく似合う 夕方の隅君は僕の声を指す 気付かぬ振りで透かして見えた秋の景 不自然な騒ぎにあの子のお祭り はしゃいだ事だけ残し 今日の花火は高いが寂しい 8月の終わりすぐそこだったな 今日のにおいは夏には涼しい 提灯揺らして散っていく 浴衣の折り目に沿う君の肩の先 19時の前で歓声が淡く消える 不格好な理由であの子のお祭り 騒ぎにちゃらけ 今日の花火は高いが寂しい 8月の終わりすぐそこだったな 今日の終わりはなんだか違うな しゃんどんしゃんどん去って行く 今日の夜舞いは夏の仕業だろ 夏の始まりの笑い声も 今日の横顔はなんだか大人だ まるで僕の知らない女性だ 缶からに入れてざわめき集めて 街の隅っこの祭りの終わりに 丁度よく似合う僕の声ひとつ しゃんどんしゃんどん去って行く
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