album cover
Empty Bowl
album cover
Empty Bowl was released on September 27, 2026 by narumina as a part of the album Empty Bowl - Single
September 27, 2026
Labelnarumina
LanguageJapanese
BPM
Melodicness
Acousticness
Valence
Danceability
Energy

Music Video

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Lyrics

べらべら べらべら よく喋る
空の茶碗が よく喋る
口を閉じても 聞こえるぞ
腹の底から いらっしゃい
路地の奥では 本音を量り
一匁ごとに 値札をつける
「嫌い」の二文字 差し出す母の
背中で眠った 子の寝言
立派なことを 言う口ほどに
裏の縫い目が ほつれております
誰かのためと 働く父は
自分の名前を 質に出す
言わなきゃ腹が 腐るので
言えば居場所が なくなるので
噛んで 含んで 飲み込んだ
それが今夜の 品になる
売った 売った 本音を売った
明日も笑って 暮らせるように
一番痛い ところを抜けば
何をされても にこにこり
買った 買った 誰かが買った
瓶の向こうで まだ泣いている
聞こえぬふりが 上手な町の
祭囃子は やけにでかい
「平気」を百枚 重ねた姉は
薄い座布団 ひとつになった
客が座れば 小さな声で
ごめんなさいと 綿が鳴る
売れない言葉を 探して僕は
店から店へと 袖を引く
喉につかえた 「ここにいて」には
どこの誰とも 値をつけぬ
欲しがるうちは 子供だと
捨ててしまえば 大人だと
教えた人が 店じまい
僕の言葉を 踏んでゆく
売った 売った 昨日を売った
明日の席に 座れる ように
胸の真ん中 空いたところへ
よく似た嘘を 詰めました
買った 買った 僕まで買った
誰かが捨てた 「愛している」を
声に出したら 知らない人の
泣き声だけが 止まらない
夜明け間際の ごみ捨て場
破れた袋が 息をする
売り物にならぬ 言葉たち
腹を空かせて 寄ってくる
「帰りたくない」
「忘れないで」
「ほんとはずっと」
「助けてよ」
ひとつ拾えば 僕の声
ふたつ拾えば 母の声
抱えた袋の 底が抜け
町じゅうの窓が 喋りだす
返せ 返せ 値札を剥がせ
綺麗な声では 間に合わない
痛いところを 痛いと言えば
祭の太鼓が 一拍止まる
泣いた 泣いた 顔ごと泣いた
笑っていたのは 誰だった
売れ残っていた 「ここにいて」を
僕は初めて 人に言う
べらべら べらべら 朝が来る
空の茶碗に 飯を盛る
向かいの席は 空いたまま
冷めるよ、とだけ
言ってみる
Written by: narumina
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